加害者は変われるか?―DVと虐待をみつめながら
信田 さよ子 / / 筑摩書房
ISBN : 4480842837
「母が重くてたまらない」の信田さよ子氏が同時期に出版したと
ご自身のブログを拝見して知り、手に取りました。
あまりのリアルさに、一気に読んでしまいました。
悩みは、深いです。
離婚相談を伺う中で、同じようなケースに出会うことが多々あります。
本著で「加害者」とされる男性たちが語る定型句も、よく耳にしています。
暴力は論外としても、
家庭の切り盛りに対する神経の配り方などのところでは
DVの「加害者」に当たらない方も、
同じようなことをされたり言ったりしていることはあるのではと思います。
違いは、
配偶者のことを人間としてとらえ、思っているか否かの差です。
決定的な差です。
来週の日曜日に「すずらんの会」があるので、
本を読まれた方がいらっしゃったら感想を伺おうと思っています。