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表現と家族をサポート おぎゅう行政書士事務所のブログ

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面倒くさいに手が届くところ

相続関係の仕事が、好きです。
書類集め、相続図の作成、こまごまととた手続き、大好きです。
きっちり要件を満たしていくことに喜びを感じるのは、職人仕事にあこがれていた所以なのか、、、は、わかりませんが、とにかく、相続手続きはある種天職なのではないかと思っております。ますますがんばって、きっちりお仕事させていただいております。

相続手続きは、たいていの場合、
亡くなった方の出生から死亡に至るまでの戸籍謄本を収集するところから始まります。

戸籍謄本は、平成に入ってからコンピュータ化が進んだこともあり、その改製前の戸籍を取り寄せたり、さらにその昔の戸籍謄本を取り寄せたり、通常戸籍謄本をじっくりご覧いただくような機会のない方には、面倒この上ない作業が待っております。
生まれてから亡くなるまで、本籍地がまったく変わらぬ方は少ないです。本籍地が変わっていくと、どんどん数も増していきます。
戦争時に役場の戸籍が焼けてさかのぼれなくなる方もいらっしゃいます。
戸籍謄本ひとつとっても、いろいろな歴史がつまっています。

もう5年ほど前のことになりますが
私、体を壊して入院したことがあります。
その時、
付き添いの母が
私の体調などまったくおかまいなしに
いかに親族の遺産相続手続きが大変だったか
ということを枕元で延々と語り続けるといったことがありました。

これにはかなり参って発熱してしまいましたが、
母の言うとおり、相続手続き自体は
確かに一大事だったのは間違いなかったとは思います。
祖父が亡くなり
祖母が亡くなり
同居していた長男が亡くなり
長男の奥様が亡くなったことがわかってから
祖父の分からまともな相続手続きをしていなかったことが判明
時代も時代なので兄弟多数、子ども多数、地方拡散
しかも法人の解散、不動産の後処理まであり、
結局親族の一人がひとりで全国各地を回って
印鑑をとりつけながら手続きしたようなのです。
プロとしても、それはもう大仕事であったろうなあと感服するところです。

どなたでも、相続手続き、できないことはありません。
でも、通常の方は、ご自身で手続きなさるのは一生に1度2度あるかないかかと思われます。
戸籍謄本をそろえるだけで、ふつう、ぐったりされると思います。

相続手続きが大変だったー
大変だったー
大変だったー

という思い出も貴重ですが
もっと味わいたかった思い出が消えてしまってはもったいないです。
毎回、
「相続」
と、言った途端に、昔聞いた話繰り返しで嘆く母を見ていると
なおさらそう思います・・・←だからといって、母が自ら手続きを行ってはいないのですが・・・

大事なことでも
面倒なことは面倒なのです。
それは貴重な同機だと思います。
それならば、プロにご相談、ご依頼されることをおすすめします。
いろいろな方から、実印の押印や印鑑証明をそろえるだけでも、
それはそれは大変なことですから・・・
ほんとうに・・・
by ogyuyoko | 2008-05-21 22:57
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